高校を持つ芸能事務所

コレまでは、ビジネス系のオンラインでの履修が可能な大学などのサービスを紹介してきましたが、行き着く先は高校からの一環教育で芸能界にデビューという流れを作って居る芸能事務所の紹介を最後に学校紹介系のお話は手じまいにしたいと思います。

そもそも、教育という観点で言えば、芸能という仕事を考えた時に早くから就業した方がメリットが大きいです。

また、早くからと言う事で中学くらいにスカウトされて、親と共に上京して高校に通いながら芸能の仕事をしていくというのがタレント業などでは、多いケースとなっています。

特に、AKBなどのアイドルなどは中学校からアイドル活動をしているといった人も多いわけで、そうした人たちは義務教育を経ていないので、親の義務として学校に通わせる責任があります。

また、親の心理としては高校くらいは卒業して欲しいといった希望もあるでしょう。

大学などの高次高等教育は、やはり、目的がなければ学んでも仕方がなく、その価値を生かすには学ぶ目的というモノがなければ大学に進学する意味というモノはありません。

単に、勉強が出来るだけとか、進学をする事を目的に勉強をしているのであれば、そうではなく、何のために進学をして何を学ぶのかを考えるだけの知識を本来は学校側が教えなくてはいけないのでしょうけど、教育カリキュラムにはそうした学ぶ目的を提供すると言ったコーチングのような学びを提供している学校は残念ながら少ないと言えるでしょう。

そうした意味では、早くから仕事をしている人が、義務教育と高等教育の基礎を学ぶための高校というものは仕事していく上でも必須でしょうし、そうした環境を芸能事務所などが提供するのは必然と言えるかも知れません。

元々、知名度という点では、芸能人が通う高校として堀越や日出といった高校が有名です。

この2つはジャニーズやホリプロのアイドルが通っていると言う事で有名になった学校ですが、現在では、芸能事務所自体が高校を提供しているケースがあります。

それがワタナベエンターテイメントです。

芸能事務所としても老舗の事務所ですが、高校からその先の各種学校までを提供しており、所属するタレントが講師を行う場としても活用されているでしょうし、アイドルとして他事務所から高校だけを渡辺高等学院に通ったりする事で高校卒業資格を提供すると言ったスキームになるのでそうした意味では、広範に学校運営をするならばここまでやるべきという感じでもあります。

昔から、そう言った意味では各種学校のような扱いか、それよりも低次な塾のような形態のスクールというものは枚挙にいとまがないほどありましたし、そうした学校から事務所が立ち上がったりすると言った流れはありましたが、高校というスタイルを取って学業と仕事を両立させるという環境を提供するのは昨今の時代の流れの中では必要な事なのかも知れません。

地方などになると、ご当地アイドルと言った地元密着のアイドルなどもいるハッキリ言ってしまえば、自分はアイドルですと言えばアイドルと自称出来てしまう環境の中、きらめく価値のある存在を探すには芸能事務所としても、昔のように寮やマネージメント・管理・レッスンだけを提供していればいい時代というわけではなっく、信頼と実績の~といったうたい文句を使いたければ、そうした実績をつむだけではなく、安心を伝えるためのノウハウとしての充実した学習環境というものが必要になります。

また、学校というのは、そこに在籍をしているが仕事のないタレントへの仕事の供給という役目も果たす事が出来ます。

つまり、生徒側はお金を払って通学をするわけで、そうした対価を講師へのギャラとすれば、タレントを講師として雇用するメリットにもなりますし、学校というビジネスモデルをきちんと回す事が出来れば、一本あたりの単価の安い時のタレントにも必要最低限の給与を支払う事が可能になります。

ただし、これは、本当に事務所として売りたいタレントのみへの対応と言えます。

学校というのは、可能性を持った人たちを集めるモデルでもあり、その可能性を一定期間の学習を通じて篩にかけて、その中から原石を探すか磨き上げるという方法が考えられます。

タレントなどは、そうした意味では磨かなくても光り輝いている場合もありますが、レッスンを積んでその能力を開花させる人もいます。

しかし、それはほんの一握りの人だけが持つ能力と言えます。

タレントであっても、お笑い芸人でもあっても、俳優であっても、声優であっても誰しも、そうした篩にかけられる期間というものが必ずあり、昔で言えばどさ回りの営業であったり、路上ライブであったりしましたが、今はそうした環境をもっとビジネスライクにしてより多くの原石を洗いにかけるために学校という仕組みがうってつけという実情もあります。

そうして意味では、オーディションといった五里霧中のブラックボックスより低いが可能性のある環境を提供されている学校というシステムは悪くないのかも知れません。

ただ、1点、学校ではスペシャルな人材は決して生まれないでしょう。

うまく立ち回り、立ち居振る舞いの問題のない、言われたことは必ず実施できて、歌も、踊りも及第点。

こんな人材は生み出す事ができるでしょうが、実際には天才的才能というものは教えて修得出来ない技能というモノを持っていて、そうした才能を持っている人は何もしなくても現場に出て仕事をするようになっていきます。

現在、テレビで活躍している主演級の人たちの多くは、そうした才能を持っているわけで、それ以外は昔の大部屋俳優よろしくチャンスを狙って、自分の中の才能をあきらめずに磨き続けている人だけが、世に出てきます。

ですから、学校という仕組みは決して無駄ではないし、多くの人を集める仕組みというモノがあれば、そうした志望者の中から才能を広い上げる機会を事務所側も持つ事が出来るので、目指す側にも仕事を供給する側にもメリットのある仕組みと言えるかも知れません。

2017年1月26日

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