オンライン主体の大学サービスの価格設計を見てみる

オンラインでMBAを取得できるとか、ビジネスのための学位を取得出来るネット発祥の大学サービスというモノがいくつかあります。

これは通信系の高校サービスとも違い、ビジネスに特化している分サービスとしての質がかなり問われます。

※オンラインサロンを大学(ユニバーシティ)と称しているサービスとは違います。

基本として文科省から認可を受けている各種学校に該当するようなサービスを今回の記事ではオンライン大学と既定します。

代表的なサービス

京都造形芸術大学

サイバー大学

BBT大学

がネットで検索するとすぐに出てくるサービスと言えるでしょう。

京都造形芸術大学

ここは所謂アート系の大学で多様な学部のコースを提供しています。

京都造形芸術大学

学科・コース一覧

  • 美術工芸学科
  • マンガ学科
  • キャラクターデザイン学科
  • 情報デザイン学科
  • プロダクトデザイン学科
  • 空間演出デザイン学科
  • 環境デザイン学科
  • 映画学科
  • 舞台芸術学科
  • 文芸表現学科
  • アートプロデュース学科
  • こども芸術学科
  • 歴史遺産学科

といったコースが学科として提供されていて通信だけに限るともう少しコンパクトになります。

学科・コース紹介

  • 芸術学コース
  • 歴史遺産コース
  • 文芸コース
  • 和の伝統文化コース
  • 日本画コース
  • 洋画コース
  • 陶芸コース
  • 染織コース
  • 写真コース
  • 情報デザインコース
  • 建築デザインコース
  • ランドスケープデザインコース
  • 空間演出デザインコース

このように芸術に特化した学科をオンライン+希望すれば対面+SNSで提供している学科となります。

学習内容は動画+テキスト教材で動画は3分~5分という内容でその動画を視聴して講評を受けて~という内容のようですね。

約1,800本の映像教材がすべて視聴可能になっていてさらに電子テキストは、無料で提供という具合。

ターゲットは主に、主婦などを対象としているようです。

動画をただ見ているだけではなく、見た上でレポートを提出してそれを講師に評価をして貰うスケジュールで一年かけて学ぶスタイルとなっています。

オンラインのみですと、年間17万 月換算で15,000円という内容となっています。

アート系は趣味などの学びから仕事へのプラス技能といった形になるので、蓄積型の教材をいつでも見ることができSNSを提供することで、学んでいる仲間同士でのつながりを提供することでサポート体制を保持しているという形になります。

サイバー大学

ソフトバンクグループが提供するオンライン主体の大学で高校~大学までテクノロジーとビジネスについて学ぶ事の出来る学科をオンライン動画+テキスト教材で提供しています。

認定大学なので卒業することで大学卒業資格などを取得出来るのがメリットとなります。

受講者は25歳~50歳代までの働いているビジネスマンが主で、IT総合学部という学部をひとつ提供しており、その中に各種コースとして

ビジネスコースITの分かるビジネスパーソンを目指す

企業・経営 ネットビジネス ITマネジメント

テクノロジーコースビジネスの分かるITエンジニアを目指す

ネットワークプログラム セキュリティプログラム ソフトウェアプログラム

ITコミュニケーションコースITを活用したい全ての人へ

ITコミュニケーションプログラム

というコースを提供しています。
さらには専科・共通科目という基本科目を提供しており、この辺りは文科省の提示している大学要項の基本履修項目として必須としている内容を教えているのだと思います。

学費は1単位で21,000円で算定されており入学検定料・入学金・学籍管理料などが提供されています。

1単位あたり21,000円、卒業に必要な単位数は124単位なので、卒業までに最低限必要な授業料は2,604,000円(21,000円×124単位)です。
また、入学に際して必要な費用は入学検定料10,000円と入学金100,000円となります。ただし、特典期間中に出願すると、入学金100,000円が免除または減免されます

という記述があるとおり、卒業までに取得するべき単位数がコース毎に決まっていて、その取得単位で学費が異なってくるというのが特徴となっています。

BBT大学

ビジネス特化のオンライン大学で大前研一氏が創設したオンライン大学です。開講当時はMBA取得が出来ると言った事を歌っていましたが、今はそうした記述が見られません。

学科は以下

経営学部を主体として以下の2コースが提供されています。

グローバル経営学科

世界各地でビジネスリーダーとして活躍
経営・マネジメントのプロへ
01. 国際部⾨で活躍
02. 企画部⾨で事業⽴案実⾏
03. 企業参謀・経営⽀援者

ITソリューション学科

経営とITを武器にイノベーションを起こす
経営・ITマネジメントのプロへ
01. 新規事業・企画スペシャリスト
02. 起業家・独⽴スペシャリスト
03. 組織内ITリーダー
04. IT社会デザイナー

と言う形で提供されています。
学費は

入学時 入学時から半年後以降
(半年単位での納入です)
初年次合計
入学金 31万5000円 なし 31万5000円
授業料 36万7500円/半年 36万7500円/半年 73万5000円/1年
システム利用料 6万円/半年 6万円/半年 12万円/1年
上記合計 74万2500円
(入学時に必要な学費)
42万7500円 117万円
(1年間)
  • 入学時から半年以降の学費は、42万7500円/半年(授業料・システム利用料)です。
  • 在学5年目以降(※休学・停学期間は在学年数に含まれません)の学費は、12万円/半年(システム利用料のみ)に減額され、授業料は無料です。学費負担が軽減されますので、中長期の学習計画を立てることができます。

という形です。

単純に月換算で61,250円が授業料となっていて、他に入学金やオンライン学習に伴うeラーニングのシステムを利用するための費用負担が発生します。

ビジネス系については、費用は相応に軽いふたんではなく、学びながらスキルアップして、ステップアップをするためのノウハウを提供していたり、起業などをするために必要な事を学ぶ事も出来るのでメリットはあるでしょう。

そして、講義などを通じて良いビジネスプランなどがあれば、そのビジネスプランをメンターとして投資対象としてエンジェル投資をして貰えるといったメリットもあるのかも知れません。

初期の頃は、そうした事を特に喧伝していたし、ソフトバンクなどはそうした意味ではIOT産業などやビジネスに投資を行うためのファンド組成を世界規模で行っています。

また、大学というスタンスを取ると、文科省から決められた学位取得のための要件などがあるので、そうした事をクリアするための授業料と言ったモノが必要となるので、学位というより生涯学習としての学びとしては、京都造形芸術大学のオンラインスクールなどはカリキュラムも限定されていて、そのために必要な学習要件も確立されており納得感の強い学費となっているのかも知れません。

学習とは、目的やその事を学ぶことで得られるメリットや内容の充実、その価値を学生に伝える事ができるかで決まってくると言えますので、何を学ぶ事が出来るのかを明示してトータルの学習を用意するのか、単位毎で教材としてのコースを提供するかで付加価値や作るメリットなどの充実度、加入の敷居なども変わってくるのだと思います。

2017年1月24日

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